講師 : 渡辺 洋之 (論語(人間学))
論語普及会西関東連絡事務所代表
山梨文化学園「洗心口座」専任講師
日本ほめる達人協会認定講師
論語(人間学)
銀座本部
地元信用組合に勤務し多くの顧客との交流を通しお金だけではない「価値ある生き方」について考える。
その中で、「論語」と出逢い混迷する現代人への答えがこの中にあると気づき、真剣に学び始める。
セミナースクール、企業での勉強会、小学校、幼稚園、県主催の生涯学習教室などでこれまで100回余りの講座を行ない、セミナーは時間が あっという間!と評判。
ブログ:論語の森『499本の樹』
http://r499.tumblr.com/
任重くして、道遠し
和を以て貴しとなす
己の欲せざるところ、人に施すことなかれ
これらは『論語』のことばである。もちろん、これらのほかに『論語』にはわれわれが知っている、
学んできたことばが多くある。
しかし、それらのよく知られたことば以外、さらに多くの知られざる、しかし宝石のような美しいことばが『論語』の中に記されているのである。ただ、人知れず眠っている。とりわけこの五十年、人々が古典を読まなくなったこの五十年、『論語』は静かに眠ってきた。
だが、いま時代は、これまでの五十年のような騒がしい生活に対して反省を求めている。日々の表面だけのうすっぺらな生活ではなくて、たまたま人間として生まれ、限られた人生の中で、精一杯〈生きようとする〉われわれにとって、人間とは何か、生き方とは何か、ということは、大きな重い問題である。
その大きな重い問題において、その解決の方法や方向を示してくれるのが古典である。
『論語』を読もう。読んでみよう。読みこんでみよう。(講談社学術文庫 加地伸行 論語より)